七尾市国分町集会所(中川原)」

昭和285月に町民の交流の場として、「中川原公民館」が誕生しました。昭和422月に「集会所建設委員会」が発足し、昭和55年に「集会所」が完成しました。当館の目的は、町民の教養・体育・文化の向上を図り、町内の融和と社会福祉の増進及び産業の振興に寄与することです。

公民館行事として、13日に「総会」を行い、1月の後半に「初役員会」を開催し、行事計画及び予算審議を行い、新年度の始まりとしています。公民館の事業遂行のため、次の専門部があります。教養部(館員相互の教養に関すること)、企画部(地域発展研究に関すること)、民生部(地域住民の生計、生活並び福祉増進に関すること)、青年体育部(地域住民の体位の向上、健康の増進を図り体育振興並びレクリェーションに関すること)、婦人部(婦人層が主として実行する和洋裁、料理並び家計等の研究に関すること)、自衛消防隊の七部です。

現在では、助成金が減り、後継者の田舎離れも加速してきたため、行事が縮小している状態です。以前は、夏に「バーベキュー大会」、文化の日に「農業祭・餅つき」を行って、お年寄りや子どもたちとの交流の場が生まれ、楽しみがありました。近年は、「運動会・探勝会・盆踊り・グラウンドゴルフ」などが地域交流の場になっている状態です。

これからは、後継者の定住が課題であり、町の活性化が強く望まれるでしょう。以前のような地域交流の場が戻り、公民館運営が円滑に進むように前向きに取り組んで行きたいと思います。

(文・公民館長 中川 豊、写真・中山吉郎)

広報とくだ NO.367抜粋