「国分町公民館」

昭和5941日に待ちにまった公民館が完成しました。当時、各種会合は、公民館長宅で行われ、何かと不便をかけていたと聞いています。

 時を同じくして、長く途絶えていた「獅子舞」も復活し、町内全体に活気が漲っていた時代でもあったと思います。現在でも、各行事を楽しみにお年寄りから子どもまで幅広い人たちがふれあい、笑顔がいっぱいで楽しんでいます。

 しかし、今の世の中、なかなか田舎の家を継ぐ人も少なく、公民館の活動も厳しくなりつつあるのが、どの町でも同じだと思います。時が流れ、趣味趣向や社会情勢も変化していく中で、公民館の活動やその在り方を、町全体で今一度考える時期に来ているのではないでしょうか。

 現在の公民館が誕生して、27年目に入りました。語呂合わせではありませんが、新たな船出の年だと思います。いつの時代でも公民館は、地域の憩いの場所として皆に可愛がられ、大切な場所として子や孫、未来に繋げていけるように、ゥ先輩が築きあげた古き良き所を引き継いで行きたいと思います。

 失敗を恐れずに、新しいことにもどんどんチャレンジし、より良い国分公民館となるように。これからも微力をつくしていきたいと思います。

(文・公民館長 石川克典  写真・中山吉郎)

広報とくだ NO.366抜粋