「細口町集会所」

昭和5510月に町内の交流緊密化のコミュニティー施設として、町会の共有地に建設されました。木造2階建て、建設費1200万円は、県と市から各4分の1の補助をいただき、残りは、神社や共有地の木を売って工面し、負担はほとんどなかったそうです。場所は、農作業の共同作業場が取り壊された跡地でした。

建設後、町内の寄り合いや公民館の若衆報恩講、婦人会の敬老会、子ども会の一泊研修等、当時はいろいろな行事に利用され、正になくてはならない『わが町の集会所』となっていました。当時の世帯数は、44世帯が現在は50世帯となり、僅かですが増えました。

夏休みの期間中、子どもたちは、午前630分、集会所横の空き地に集まり、元気にラジオ体操をします。これまで小学生が一人の時もありました。現在は、3人に増え、元気に遊ぶ姿を見るにつけ、子どもたちの健やかな成長と細口町の発展を願わずにはいられません。

細口町には、素晴らしい湧き水『霧谷の水』、日本海側最大級のドーム型展示温室『のと蘭ノ国』、弥生時代中期の墳墓郡と館跡の『細口源田山遺跡』、そして旨い寿司屋等々、民家の家並みは、昔と何も変わりませんが、お店だけはいろいろ増えて様変わりをしました。

昭和49年に町会から公民館活動が分離され、新たに「細口町公民館」として組織されました。近年は、公民館行事の運営もままならないのが実情ですが、バレーボールだけは強く、今年は優勝杯をいただきました。

(文・公民館長 元橋 茂、写真・中山吉郎)

広報とくだ NO.365抜粋