ふるさとの杜タイトル

若宮八幡神社(細口町)

神社の写真

本社の祭神は、大鷦鷯神(仁徳天皇)である。もともと、獅子ヶ鼻にあったが、上杉軍の攻めで兵火に遭い衰微した。その後、八幡神社へ奉還され、八幡・細口両村の守護神と奉祀されてきた。しかし、両村に争議がおこり、細口村は、新たに、社殿を建立し奉祀したと伝えている。

町内に俗称「若宮」という所がある。当初、この地に建立されたのだろうか。後に、谷(タン)地区の山上に社殿が移されている。土砂崩壊の危機のため、昭和五十二年、現在地に遷座した。変転を繰り返したが、元の鞘に納まったのである。

獅子ヶ鼻は、細口の新道脇にある景勝地で、巨大な岩石があたかも獅子が口を開けたように見える。陸の隆起とともに、砂やシルト岩が水に削られ、このような奇岩になったのであろう。

                 (第337号 抜粋)

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