ふるさとの杜タイトル

白山神社(白馬町)
神社の写真

貞亨二年(一六八五年)の「寺社由来書上」には、「四村惣社の若宮八幡宮」のほか産土社はない。文化三年(一八〇六年)の「由来書上」には、別に「白山大明神」がある。その間のいきさつは分からない。明治期に「白山神社」と改称され、霊峰白山の神様の菊理姫命を祭神としている。

昭和初期の「徳田村誌」には、白馬の地名由来として、大己貴命がこの地へこられた時、菊理姫命に駿馬を求めたので、菊理姫命がこの地の「白い駿馬」を献上したことに基づくとある。それをもって、菊理姫命を勧請したという。一方、「若宮さん」を勧請した折、祭神を乗せてきた白馬を養った所から、「白馬」となったという伝承もある。

                (第335号 抜粋)

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