ふるさとの杜タイトル

月夜見神社(下町)
神社の写真

本社は、月王大明神、月王社などと称した。かつては、現在地より百メートルほど東側の「狐塚」にあり、明治期に現在地へ移った。

祭神の「月読命」は、月(夜)の世界を管理し、月齢暦を作って農民に耕作の指示を与える神とされる。一方で夜の漁業をもっぱらとする漁民の信仰も篤い。この神を祀る神社は、全国的に少ない。

町内には、俗称「海の垣内」という所がある。かつて、その辺りまで海だったという。また、そこより北西寄りに「フナワラ(舟原?)」と呼ばれる所があり、舟を止めた所と言い伝えがある。「海の垣内」と本社があった「狐塚」はほんの近くにあり、「狐塚」には古墳(前方後方墳)があった。

          (第334号 抜粋)

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