ふるさとの杜タイトル


飯川神社(飯川町)

神社の写真

飯川には、上ノ宮と下ノ宮の二つの神明宮があった。明治七年、上伊勢御田神社と下伊勢御田神社と改名した。上ノ宮は、田畠作英氏宅横の小堂が跡地で、付近には「神明腰、神明前」の俗称地がある。下ノ宮は、現本社の場所で、拝殿右側の建物が下ノ宮の建物だという。明治四十一年、神明二社(天照大神、豊受大神)と住吉神社(住吉三神)が合祀し、現社名となった。

二つの神明宮は、伊勢神宮の内宮・下宮を模しているのかもしれない。祭神の豊受大神が、その証明をする。この神は天照大神の食事を受け持ち、下宮の祭神である。名前のウケ(宇気)は食物を意味し、稲をはじめとする五穀発生の起源とされている。下ノ宮の祭神は、豊受大神ということになる。

               (第331号 抜粋)

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