「徳田町集会所」 〜活用の盛んな徳田町公民館〜

遠い昔より「院内(いんない)」と云う名称が、村の此の地でした。徳田村の四ヶ村によって守られてきた「若宮さん神社」があり、その横には、「お稲荷さん」があります。ここは、「北陸の東照宮」と云われ、「徳川家康公」を祀ってあります。終戦後、各地より多くの人たちが、この地に集まり、大きな町になっていったのです。多種多様な人たちが集まる様子を称して、北國新聞の記者が「上海市のようである」と表現していた。また、他町にありがちな「古い仕来り(しきたり)」や「余所者(よそもの)扱い」などの心配はない。みんながマイペースでフレッシュな気持ちで日常の生活をおくっている。

 近年、この「徳田町集会所」を建設したが、町民のみなさんの平等の考えによって、建設事業もスムーズに進めることができました。加えて、日々の利用や活用でも、それぞれの異なる内容にもかかわらず、同じ意識を持って日々盛んに行われていま。敢えて、悩みと云えば、二百世帯を超えた大きな町のため、使用にあたり重複しないように調整しなければならないことである。また、少し手狭感があることもゆがめないとの感想もある。

(文・公民館長 沢野敏夫、写真・中山吉郎) 

広報とくだ NO.362抜粋