「中挟町集会所」

昭和四十年代頃まで、町内の中心部の踊り場横に「倶楽部」と呼ばれた二階建ての建物があり、太鼓が下がっていました。町内の有事の時、打ち鳴らしたそうです。この建物は、織物が最盛期の時、機織工場に変わり、住民の要望から、昭和五十年八月、藤原四手緒神社前に現在の建物が集会所兼公民館として竣工しました。

神社前に位置し、自然と環境に恵まれたすばらしい場所です。町会の決め事は言うまでもなく、公民館活動の行事がここから発信されます。「ボランティア活動」「道路愛護」等奉仕の精神を育てる基点であり、町民の会話の場です。

今後の公民館活動は、これまでの子どもの卓球練習や太鼓の練習のように施設を利用した活動と全員が参加できる行事の企画実行、伝承文化の継承を心がけていきたいと考えています。

(文・公民館長 竹森康隆、写真・中山吉郎)

広報とくだ NO.357抜粋