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本社の由緒碑によると、「菊理姫命、事代命主、大山祗命、天之御中主命、建御名方命、天照大神」が祭神である。由緒ある神々が祀られている。 天之御中主命は、日本の神々の真っ先に現れた神である。十世紀前半に書かれた「和名抄」には、「能登部の越蘇郷と撰才郷に駅を設けた」とある。その越蘇駅は、現在の江曽町周辺でないかといわれている。当時の駅には数頭の駅馬を置き、駅の間をリレーさせて中央との連絡・物資運搬に使っていた。交通の守護神「天之御中主命」が祀られている訳かもしれない。 大国主命の故事にならった「おいで祭り」は、江曽町においても旧県道を進み、本社に御神輿が休まれる。この事由からも、この地が往古重要な地域であったことが伺える。なお、灌漑用水に悩む地区では、「菊理姫命(白山権現)」を祀る例が多いといわれている。 |